ネコハナ商店

日々思うことを、気ままに綴るブログ

人生には、自分の知らない物語の続きがある

こんばんわー、ネコハナです。


今日は、ネコハナの子どもの頃の話をしたいと思います。
ネコハナが、小学校1、2年生の頃、幼なじみのお兄ちゃんが今日
誕生日ということを知り、プレゼントを渡そうとしました。

しかし、小学校低学年の女の子が小学校中学年の男の子にあげれるものなど家にはなく、困りました。プレゼントを買うほどの、お小遣いもある訳もなく、自分の唯一の引き出しを覗いていたら……
10円ガムの当たりを見つけました。
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ネコハナは、コレだ!と思って喜びました。そして、家にあった包装紙で封筒をいくつか作り、一番小さいサイズに当たりを入れました。
その封筒を次の大きな封筒に、それをさらに大きな封筒へと……。
つまり、封筒の中を開けるとまた封筒が入っており、最後に当たりが
出てくるサプライズを考えたのです。

ネコハナは、出来上がったプレゼントを持ってすぐに渡しに行きました。しかし、困ったことに幼なじみのお兄ちゃんの家に行くと
お兄ちゃんの男の子の友達が数人いて、なかなか渡せませんでした。

やっとの思いで渡せたものの、その封筒サプライズを友達は笑っています。ネコハナは、だんだん恥ずかしくなって来ました。
最後に何が出てくるのかと思ったら、ガムの当たりが出て来て
さらに大笑いです。

ネコハナは、急いで家に帰りました。バカにされてすごく恥ずかしかったこと、幼なじみのお兄ちゃんにも恥ずかしい思いをさせたこと、
もう胸がいっぱいいっぱいでした。幼なじみのお兄ちゃんには、
バレンタインは毎年あげていましたが、誕生日プレゼントを渡したのは、これが初めてだったと思います。ネコハナの中で忘れることが
出来ない思い出でした。


それから、時が経ちネコハナが30歳の時です。この幼なじみのお兄ちゃんの家族とは幼い頃から毎年、旅行に行っているのですが
この時に衝撃的な事実を知ります。

なんと、そのお兄ちゃんは中学年1年頃まで、ネコハナがあげた
当たりを持っていてくれたというのです!なので、2、3年は持っていてくれたことになります。あの時、友達にはバカにされたけど
お兄ちゃんには、ネコハナの気持ちが伝わっていたんだと思い、
すごく嬉しかったです!

子どもの頃の恥ずかしかった思い出には、ネコハナの知らない続きがあり、運良くそれを知ることが出来て、とても嬉しい思い出へと変わりました。


人生には、自分の知らない物語の続きがあり、それを知ることは、
普段なかなか出来ないと思います。
でも、自分が本当にやりたい方向へ進んで行ければ、続きを知らなくても素敵な結末になるのかもしれませんね。


最後に、写真の当たりは最近近所のスーパーで買ったら、当たったモノです(笑)当たりって、欲しいと思わない時に出てくるモノですよね。この当たりを見るとあの頃の自分に、「大丈夫だよ!」って伝えたくなります。